次回予告風@志
暗黙の了解というのが好きです。
あらかじめ決められた暗黙のルールに従って、示し合わせること無く
示し合わせたようにする会話が大好きです。
政治家が邪魔者を消すときの、
- 「盆栽は好きかね?」
「あまり詳しくはありませんが」
「盆栽というのは、例え若い枝でも
全体のバランスを取るために切らなくてはいけないときがあるのだよ。
それは悪いことではなく、むしろ良しとされている。
いいたいことが、分かるね?」
というような、核心に触れることなく進む会話がたまりません。
一種の形式美とも言えるこのやり取りには、互いの意識が通じ合っているという前提があります。
というわけで、店員と意識を通じさせてみました。
「常連になろう」
です、どうぞ。